時制でわかること

Who Was シリーズの "Who was Babe Ruth?" の一頁です。

野球少年が通ってくれているので、音読の教材として使っています。先日、このページを読んで赤い下線で引いたところに違和感を感じました。

He even started leaving notes for the manager reporting what time he came home.

和訳すると なんとベーブ・ルースは何時に帰るのかをマネージャーに知らせるメモを残すことをし始めた。でしょうか。

第二言語で英語を学んだ私がこの文章を書くなら He would come home と書くところです。なぜならこのメモを書いている時は外出前で帰宅は未来の話、でも文章の核となる述語は過去形なので時制の一致でwillの過去形のwouldを使うからです。

この謎を解決したくて英語を教えているネイティブのアメリカ人に訊いてみたら、本に書いてあるように過去形を使うとベーブ・ルースが自分のメモに忠実に従って帰宅したことがわかるというのです。he would come homeを使うと、本当にベーブ・ルースがその時刻に帰って来たかどうかはわからない、と。

このような事は学校では教えてくれないですよね。これを知った今は、知らなかった自分が恥ずかしく思います。

時制に隠されているニュアンス、次は現在完了形を紹介しします!


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